2019年12月11日水曜日

「本屋の仕事」講演会 振り返り

前回の古本市の週に行われた、定有堂店主(奈良さん)による講演会も大変魅力的でありました。「本屋の仕事」という題でおよそ2時間半にわたり、お話しいただきました。


何かを始めるにあたっての初発衝動を大事にせよとのお言葉や、エンパシーとシンパシーについて、前者は苦手だけど出合ってしまうものであり、後者はびびっとくるものである、とのご発言に興味を惹かれました。その後気になり、辞書を引いてみたところ、「empathy(共感、感情移入)」「sympathy(同情、思いやり、共感)」とありました。…ますます混乱してしまったのですが、まあ当たり前のことなのかもしれないなあと思いました。


言語が違うということは背景や文化・環境が違うということで、まったく同じ意味を有する他言語というのは存在しないのだということをどこかの本で読んだからです。例えば、tree=木と当然のようにおもうものだと思いますが、果たしてそれが我々日本人のイメージするものと、英語圏の人々がイメージするそれと一致するか、ということです。気候が違えば生育するものも違います。だから英単語にしてもまったく同じ意を探すのではなく、概念をとらえていくことを意識する必要があると私は考えています。


さらっと話を戻しますが、このempathyとsympathyの概念を今後考えていき、奈良さんのことばの意味と照らし合わせて理解を深めたいと感じました。


このような貴重な機会に恵まれましたことを、大変ありがたく感じます。つぎの更新はいつになるかわかりませんが、ではでは。

オハヨー古本市 振り返り

どうも、毎度のごとくやらねばならぬことほどほっぽり出して今日も生きているI氏です。(すでに名前は出しているが、I氏の方がおさまりがよいことに気づく)最近では唐揚げとポテトサラダをふと午前1時に作っていました。なにかから逃げているときのほうが人はエネルギーが高まるんでしょうかね。おいしくできました。糖質脂質過多。


なにも関係ない話から始めてしまったが、オハヨー古本市に参加してくださった皆々様、誠にありがとうございました。我々トットリヒトハコは堂々と時間ギリギリにやってきては、あれもしてないこれもしてないと慌てふためき、散々ではございましたが、なんとか10冊程度本を買っていただいてほっと胸をなでおろしておりました。


           朝市の様子



(個人的な感想として、机のど真ん中に配置した本で「デブになってしまった男」という小説を置いたのだが、「デブ」という文字が協調されているフォントであり、道行く人にはデブという文字が目に付くようになってしまっていた。多分あまり客を呼べなかった原因の一つに、通行人の心理としてデブと罵られているような錯覚に陥らせてしまったのではないかと大真面目に考えている。)


↓こちらがその様子


本に興味を持ってくださった人たちと、ささいなお話ができたりして、とても楽しく古本市をやることができました。このおふくろ市は毎月行われる大切な、地域の方々のコミュニケーションの場なのだと感じました。