先生たちの「推し本」紹介、第二回は外山暖花(作/絵)、相羽大輔(監修)の『アルとラニ』です。前回に引き続き、鳥取大学地域学部の先生にご協力いただきました。アルビノという言葉を聞いたことはあっても、アルビノとは何なのか、どんな障害があるのかよく知らないという人は多いと思います。「知ること」は物事に、当事者に向き合うことです。自分自身や周囲の理解を変化させる良いきっかけになる作品ではないでしょうか。
-紹介文-
鳥取大学地域学部で特別支援教育中心に担当している渡邉正人です。専門は、視覚障害教育です。私からは親子でアルビノを知るための教材絵本「アルとラニ」を紹介させていただきます。
この絵本は、かわいらしいアルビノの子どもが主人公となって冒険していく物語です。途中でいろいろな人や動物と出会い、視覚補助具を活用し、やがて自分自身を見つめ直していくようになります。そしてとても大切なことに気づきます。
この絵本は、アルビノについて知るだけでなく、障害者理解や福祉、交流教育等でも活用できるように工夫されています。なお、この絵本は大学の先生とゼミ生が卒業研究の一環として、当事者家族団体の協力を得て制作されたものです。是非1度手に取っていただけますと幸いです。「アル」と「ラニ」の意味がわかりましたか?
【入手先】
親子でアルビノを知るための教材絵本 アルとラニ | 外山暖花, 相羽大輔, 外山暖花 |本 | 通販 | Amazon
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